万年筆

買ってよかった!人生を変えた万年筆ベスト3とその魅力

皆様どうも、きほーてです。

今回は、私の人生に本当に大きな変化をもたらしてくれた万年筆たちについて書いてみたいと思います。ただ「筆記具」として使っているだけではなく、日々の気持ちや生活スタイルまでも変えてくれた、そんな特別な三本です。万年筆に興味がある方も、そうでない方も、ちょっとした雑談気分で読んでいただけたら嬉しいです。


1.プラチナ万年筆「#3776センチュリー」

――はじめての一本、万年筆沼の入口

一番最初に手にした万年筆が、プラチナ万年筆の#3776センチュリーです。私にとっての「万年筆の原点」ですね。もともと文房具好きではありましたが、万年筆には「敷居が高い」イメージがあり、なかなか手を出せずにいました。それでも、YouTubeで色々なレビューを繰り返し見て、「これなら自分にも使えるかも」と思い切って購入したのがこの一本です。

実際に使ってみて、まず驚いたのが日本語を書く時の気持ちよさ。ペン先が紙に適度に引っかかる感じがあり、「トメ・ハネ・ハライ」といった日本語特有の線をしっかり表現できます。書くたびに「あ、今自分はきれいな文字を書いている!」と実感できるのは、ちょっとした幸せです。

#3776センチュリーには「スリップシール機構」という特徴があり、長期間放置してもインクが乾きにくい構造になっています。普段はそこまで使用頻度が高くありませんが、家で瞬記やアイデアメモ、日記などを書きたくなったときに、サッと取り出して使える安心感があります。これがなければ、今頃私はボールペンだけの生活だったでしょう。万年筆への入り口となってくれた、とても大切な一本です。


2.セーラー万年筆「プロフェッショナルギア」

――毎日の相棒、どこにでも一緒

二本目は、セーラー万年筆のプロフェッショナルギアです。
私にとって「日常使いの相棒」と言える存在です。持ったときのバランスや重さ、長さが手にしっくりくるので、外出時にも仕事にもプライベートにも、どこへでも連れて行っています。

この万年筆を使うようになってから、何気ないメモや仕事の記録、手帳への書き込みまで、すべてが楽しくなりました。特に「瞬記」と呼んでいる思いつきのメモや日記は、ほぼこの万年筆を使っています。プロギアのペン先は日本語を美しく書けるよう絶妙な抵抗感があり、書いていてストレスがありません。文字をしっかりコントロールできるので、つい書きすぎてしまうこともあるくらいです。

それから、やっぱり「見た目」が好きです。シンプルなのに品があり、少し丸みを帯びたデザイン。仕事で机の上に出していても恥ずかしくなく、持っているだけで気分が上がります。万年筆を毎日使う習慣が自然と身についたのは、このプロフェッショナルギアのおかげだと思っています。


3.モンブラン「マイスターシュテュック149」

――所有欲を満たす、憧れの一本

三本目は、モンブランのマイスターシュテュック149です。
万年筆好きなら一度は憧れる存在かもしれません。私も最初は「高すぎる…」と思っていましたが、思い切って手に入れたことで大きな満足感を得られました。

まず、その存在感に圧倒されます。太くて重みがあり、持った瞬間から「特別な筆記具だ」と分かります。眺めているだけで気分が上がるというのも、この万年筆ならではです。私の場合、普段は机の上に飾っていることが多いですが、「今日はていねいに文字を書きたい」「特別な気持ちを込めて何かを書き残したい」と思ったときは、迷わずこの149を使います。

実際に紙の上を走らせると、海外万年筆ならではの「ヌラヌラ感」といわれる滑らかな書き味があり、ペン先がインクの上を泳いでいるような感覚です。書くことそのものが、まるで贅沢な時間に変わります。さらに、所有しているだけで「良いものを持っている自分」に自信が持てる、そんな特別な一本です。


三本の万年筆がもたらしてくれたもの

この三本に共通しているのは、「自分の好みに合った見た目」「所有する喜び」、そして何より「書くことの楽しさ」を再発見させてくれたことです。国産の万年筆(#3776センチュリー・プロフェッショナルギア)は、日本語を書くのに最適な絶妙な書き味があり、字を書くたびに日本語の美しさを改めて感じさせてくれます。一方、モンブラン149は、ペン先の滑らかさとずっしりした存在感で、特別な時間を演出してくれます。

これらの万年筆を手に入れてから、私は「書くことの喜び」を毎日味わうようになりました。もしボールペンだけしか知らなかったら、おそらくこんなに頻繁にメモを書いたり、日記を書いたりすることもなかったはずです。
今では、これらの万年筆は私にとって無くてはならない存在です。使うたびに自分自身と向き合う時間ができ、ちょっとした悩みや考えごとも、書きながら整理できるようになりました。

もちろん、どんな万年筆も完璧ではありません。たまにインクで手が汚れたり、持ち運びに不便を感じたり、インクの補充や洗浄の手間もあります。それでも、それらも含めて「万年筆と付き合う楽しみ」だと感じられるようになったのは、三本の万年筆たちのおかげです。


まとめ ――「書くこと」の小さな幸せ

万年筆は決して安い買い物ではありませんが、それぞれの良さや個性を知り、生活の中に取り入れてみることで、毎日が少しだけ豊かになります。今回ご紹介した三本は、どれも私の人生に新しい彩りを与えてくれた大切な相棒たちです。
「買ってよかった」と心から思えるものに出会えたこと、それ自体が幸せなことだなと、改めて感じています。

これからも万年筆と一緒に、自分のペースで書く時間を楽しんでいきたいです。

それでは今回はこの辺で~