万年筆

続かない理由は才能じゃない。“ほんの少しの違和感”の正体

皆様どうも、きほーてです。

万年筆をいくつも試してきました。
いわゆる「良い万年筆」と呼ばれるものばかりです。

書きやすい。
気持ちいい。
所有しているだけでも満足感がある。

それなのに、なぜか続かない。

最初は「自分の問題だ」と思っていました。
集中力が足りないのかもしれない。
継続する力が弱いのかもしれない。

でも、どうやら違いました。


良い万年筆なのに続かない違和感

例えば、モンブラン マイスターシュテュック149。

とても書きやすい万年筆です。
滑らかで、いかにも「良い万年筆」という感覚があります。

それでも、書き続けていると、ふと感じるのです。

「これじゃない」

理由は分かりません。
でも確実に、どこかがズレている。

この“言葉にできない違和感”が、静かに残り続けていました。


一瞬の引っかかりは、無意識に残る

次に、パイロット カスタム823。

横線を書くときに、ほんの少しかすれる。
本当に一瞬のことです。

ただ、瞬記のように書き続けると、その一瞬が何度も積み重なります。

そのたびに、ほんの少しだけリズムが崩れる。

意識では気づかない。
でも身体はちゃんと覚えている。

だから次に書こうとするとき、
ほんのわずかに「面倒だな」と感じる。

この“無意識の引っかかり”が、確実に積み重なっていました。


疲れは「後から効いてくるストレス」

そして、パイロット カスタム槐。

きれいに書くにはとても良い万年筆です。
ただ、瞬記のように思考をそのまま書き出すと、少しずつ疲れが出てきます。

この疲れは、その場では問題になりません。

でも、次に書こうとするときに効いてきます。

「またあの感じになるのか」

そう思った瞬間、書くことへのハードルが上がる。

これもまた、小さなストレスの一つでした。


なぜ人は小さなストレスに気づけないのか

ここで一つ、気づいたことがあります。

人は、「大きな問題」には気づけます。
でも、「小さな違和感」にはなかなか気づけません。

なぜなら、それは

・我慢できてしまう
・説明できない
・一回では問題にならない

からです。

だからこそ、原因が分からないまま「なんとなく続かない」という状態になる。

そして最終的には、

「自分は続けるのが苦手なんだ」

と、自分のせいにしてしまう。


瞬記だからこそ見えたこと

ここで重要なのが「瞬記」です。

瞬記は、思考を止めずに書き続ける行為です。
つまり、「書くことそのもののストレス」が、そのまま表に出ます。

きれいに書く必要もない。
整える必要もない。

だからこそ、ほんの少しの違和感でも、そのまま影響として現れる。

逆に言えば、

瞬記は「自分に合っている道具かどうか」を見極める
非常に優れた方法でもあります。


なぜM800は続いたのか

その中で自然と使い続けていたのが
ペリカン スーベレーン M800でした。

この万年筆も、決して完璧ではありません。

字幅は太い。
用途によっては扱いづらい場面もある。

それでも、書き続けることができました。


結論:「ストレスがない」は想像以上に強い

理由はとてもシンプルです。

「ストレスがない」

書いていて引っかからない。
書き出すときに迷わない。
書き続けても疲れにくい。

この“何も起きない状態”が、結果的に一番強い。

気づいたら手が伸びている。
気づいたら書いている。

これが「続く」という状態なのだと思います。


完璧よりも「止まらないこと」

ここで考え方が変わりました。

必要なのは、完璧な道具ではありません。

「止まらない道具」です。

多少の欠点があってもいい。
それが書くことを止める理由にならないのであれば問題ない。

むしろ、“完璧だけど止まる道具”の方が、結果的には合っていない。


続かないのは、自分の問題ではない

何かが続かないとき、
つい「自分の意思が弱い」と考えてしまいます。

でも実際には、

ほんの少しのストレスが積み重なっているだけかもしれません。

それに気づかないまま続けようとするから、苦しくなる。


おわりに

もし今、「続かないな」と感じていることがあれば。

頑張り方を変える前に、
「ストレスがあるかどうか」を見てみるのも一つの方法です。

ほんの少しの違和感を取り除くだけで、
自然と続くようになることもあります。


それでは今回はこの辺で~

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