皆様どうも、きほーてです。
私はこれまで、様々な手帳を同時並行で使ってきました。ほぼ日、バイブル、A6、トラベラーズノート、ナローサイズ。どれも魅力があり、それぞれ個性があり、「この用途はこれ」「これはこの手帳へ」と細かく使い分けようとすればするほど、逆に情報は散らばっていきました。文房具が好きで、書くことが好きで、色んな紙を試すことが楽しいあまり、気づけば「管理そのもの」が重荷になっていたのです。書いている瞬間は最高なのに、後から探し直す瞬間になると一気にストレスが出る。それを毎日やっていると、ほんの少しの疲労が積み重なり、思考の切れ味が落ちる。これが本当に厄介でした。
そんな中、私はA5システム手帳に全てを一元化しました。それ以来、情報の出入りが滑らかになり、探し物が減り、思考の連続性が途切れなくなり、管理疲れが激減しました。「A5に全てを集める」だけなのですが、それは想像していた以上に強い変化でした。そしてその変化は、仕事、ブログ、司法書士の学習、万年筆の運用、全方向に波及し、生活の基礎体力を底上げしてくれました。
なぜA5一元化がこれほど強いのか?私は7つの理由に整理しています。
1:判断が減ることで行動速度が跳ね上がる
人間は「選択に疲れる」生き物です。「どの手帳に書くか」を考えること自体が、思考を消耗させていた。その消耗は微量だけど、それが積み重なっていきます。しかしA5一本に寄せると「全部ここ」に書けばいいので、判断がゼロになる。この効果は本当に大きい。「書こう」と思った時には既にページがそこにあり、迷いなしで書き始められる。これだけで毎日の生産性が底上げされます。
2:A5という広さは、思考の伸び代を確保するサイズ
A5は思考の動線を止めない広さです。A6やバイブルは携帯性は優秀ですが、深い思考展開を行うためには少し狭い。A5は「詰め込み」ではなく「広げる」書き方ができます。自分の思考の余白ごと紙に乗せられる。それがアイデアの育ちやすさにつながる。特に万年筆を使う時、この広さは快適さを生みます。狭い紙だと「小さく書こう」という方向に圧力がかかりますが、A5はそれを必要としない。自由に書ける。万年筆の線幅も選び放題。この余裕は書く人間にとって強さそのものです。
3:6穴A5は「一般的実務」に強い
自治体実務に限らず、多くの仕事には、「確認」「照会」「調整」「期日管理」「情報の推移の記録」が存在します。これらはどの職場にもある普遍的な事務工程です。A5システム手帳は、そのプロセスを自然な形で積み上げられる。「過程の蓄積」がそのまま判断材料の蓄積に変わる。この「積層できる管理」こそ、A5の最大の強みです。仕事は一撃で終わるものではありません。日々少しずつ形になるもの。その微差を拾って積んでいけることで、判断が安定していくのです。
4:ブログ運用の母艦として機能する
ブログは「ネタを消さない仕組み」を持った人が勝ちます。そしてA5はその仕組みを紙上で実現できます。ネタ、仮タイトル、比較テーマ、構成メモ、方向性案。それらをA5に貯め続けると、ブログは“ネタ切れ”という状態が消えます。そしてA5から構成化し、本文化し、note用に圧縮する流れへ繋げることで、記事生産の速度が上がり、打席数が増えます。ブログは打席×継続です。A5はその土台を担保してくれる「資料母艦」です。
5:司法書士学習の論点が「系」で蓄積できる
司法書士試験の論点は点ではなく系で管理してこそ威力が出ます。A5はその蓄積に適している。条文比較を分解して書いたり、出題パターン別にページを増やしたり、必要な部分だけを更新して差し替えたりできる。バラバラにならない。論点として生きたまま積み上がっていき、模試直前の棚卸しにもそのまま利用できる。“紙”に情報の流れが見える形で積めるのは、A5一元化してこそ得られる強さです。
6:万年筆を「使い分けられる自由」が最大限に発揮できる
紙の広さがあるからこそ、ペンを選べる。太字でも中字でも細字でも、制限がありません。今日は149で濃いインクを楽しむ日、今日は823でシャープに書く日、今日はプロギアで軽やかに記録を書く日。そんな日替わりの世界が成立する。A5は万年筆の楽しさそのものを最大化してくれます。
7:生活のすべての情報が「一箇所に帰る」安心感
結局、これが本質です。情報が散らばらないということは、思考が散らばらない。行動が散らばらない。A5を開けば全体が見える。「自分の生活の帰る場所」が一つに決まっていると、それだけで人生は安定します。紙は人間にとって「最後の記憶置き場」。最終的な帰属先。A5一冊をその拠点にすることで、結果的に心も整います。
私の現在のセクション
・月間
・週間バーチカル
・実務の流れ
・ブログ母艦
・司法書士論点バンク
・習慣/健康
・未来ストック
まずはこれだけで十分です。必要が出たときに追加する。それだけで破綻しない。
A5一元化とは、「情報の帰る場所をひとつに決める」選択です。
それだけで、探す時間が消え、迷いが消え、思考が流れ続け、行動が連続し、人生の基礎体力がじわじわ底上げされます。
ぜひ、一度試してみてください。
A5一本に寄せるだけで、本当に世界が変わります。
それでは今回はこの辺で~