書く

社会人になっても“手書き”を続ける5つの理由―デジタル時代に見直したい“書く力”

皆様どうも、きほーてです。

最近はパソコンやスマホがすっかり当たり前の時代になりましたよね。仕事でもプライベートでも、ほとんどのことがデジタルで完結しますし、「手書き」なんてアナログな方法、もう必要ないんじゃない?と思う方も多いかもしれません。でも私は、社会人になってからもずっと「手書き」をやめずにいます。
今回は、そんな私が「なぜ手書きを続けるのか」を、改めて整理してみました。もし同じように“書くこと”が好きな方や、「手書きって意味あるの?」と感じている方がいれば、ぜひ読んでいただければ嬉しいです。


1. 手書きでこそ思考が整理される

まず一番感じているのは、「手で書くことで頭の中が整理できる」ということ。
私の場合、メモや日記、会議記録、TODOリスト、アイデア出しなど、日々の生活や仕事のほとんどで手書きを活用しています。特に、思考の整理やまとめをしたいときには、キーボードよりも手書きのほうがスムーズです。
紙に書くことで、漠然とした悩みや課題がだんだんと「今やるべきこと」「優先順位」として目の前に現れてきます。まるで、自分の頭の中身を“見える化”しているような感覚。こればかりは、どうしてもデジタルだけでは得られないものだと感じています。


2. 忘れ防止の一番の味方

私は元々、言われたことや思いついたことをすぐに忘れてしまうタイプです。だからこそ、手書きでメモする習慣は欠かせません。
仕事の場面では、上司や同僚からの指示、会議での決定事項など、その場で手帳やノートにサッと書きとめることで「忘れる」リスクをぐっと減らせています。
あとから見返した時に、その時の自分の字やメモの書き方から“雰囲気”まで思い出せることも。デジタルメモだと見返す機会が減ったり、流し読みで終わったりしがちですが、手書きならではの「記憶に残る」感覚は、社会人生活において本当に助けられています。


3. 反復することで頭に定着する

「書くことはどうしても時間がかかる」。
一見デメリットにも思えるこの特徴、実は大きなメリットだと思っています。
手書きだと、一文字一文字に時間がかかるぶん、頭の中で何度も内容を考えたり、要点を反復したりできます。
例えば会議のメモを取るとき、話を聞きながら「これが重要だな」と意識し、要点をまとめて書く。その繰り返しの中で、自然と内容が頭に定着していくのを感じます。
デジタルだと、どうしても「打ち込んで終わり」「コピー&ペーストして終わり」になりがちですが、手書きなら「書きながら覚える」体験ができる。それが私にとって、手書きを続ける理由のひとつです。


4. デジタルにはない「自由度」と「安心感」

手書きの魅力は、自由度の高さにもあります。
ノートや手帳の余白に思い切り書き込んだり、図や矢印、吹き出しを使って直感的にまとめたり。フォーマットに縛られず、好きなだけ「自分流」にアレンジできるのが気持ちいいです。
また、ノートやメモは電池切れの心配もなく、いつでもどこでもサッと開ける安心感があります。
もちろん、表や長文の文章作成など「デジタルのほうが早い」と感じる場面もあります。私も実際、仕事で資料をまとめるときはパソコンを使います。でも、「ここは手書きが一番だな」と思える部分については、これからもアナログを大事にしたいと思っています。


5. 書くことで“自分と向き合う時間”になる

手書きは単なる作業ではなく、「自分と向き合う時間」でもあります。
文字にすることで、今の自分の考えや気持ちが浮き彫りになったり、ぼんやりしていた悩みがはっきりしたり…。
朝や寝る前に日記を書いたり、仕事でタスクを整理するメモを取ったりするたびに、「書くこと」が自分の心を整えてくれると感じます。
パソコンやスマホがどれだけ進化しても、この“書く時間”が私には必要なんだと思います。


おわりに

社会人になってからも、私はずっと手書きの力に助けられてきました。
忘れやすい性格だからこそ、メモを取って自分をサポートし、時間がかかる手書きだからこそ、じっくり考えて反復し、頭と心を整理してきた――そんな日々です。
デジタルの便利さも取り入れつつ、自分らしく「書くこと」と付き合っていきたい。もし皆さんの中にも、「手書き、なんだかいいな」と思っている方がいたら、ぜひこれからも“書く時間”を大切にしてみてください。

それでは今回はこの辺で~。