皆様どうも、きほーてです。
今回は、私が日常の“サブ万年筆”として愛用している「セーラー プロフェッショナルギア スリムミニ(EFニブ)」についてご紹介します。
この万年筆、実はかなりの優れもの。小さな手帳にぴったりフィットするサイズ感でありながら、ちゃんとした14金のペン先を備えていて、筆記具としての実力も申し分なし。今回は私が実際に使ってみた体験をもとに、リアルな使用感をレビューしていきます。
きっかけは「手帳に合う小さな万年筆」探しから
購入したのはネットショップ。
きっかけは、「小さな手帳に使える、小さな万年筆で、なおかつ細かい文字が書けるものが欲しい」という思いでした。
特に、私が普段から持ち歩いている手帳――ロロマクラシックのM5サイズにメモを書くためには、普通サイズの万年筆だとちょっと大きくてアンバランス。その点、このスリムミニは、ポケットに手帳ごと入れても全く邪魔にならない絶妙なサイズ感なんです。
しかも、細かい字を書くためのEF(極細)ニブも用意されていたのが決め手でした。後ほど詳しく書きますが、このEFニブがまた実用的で素晴らしいんです。
選んだのは黒×金、万年筆らしい王道のルックス
私が選んだのは、定番カラーであるブラックにゴールドの装飾があしらわれたモデル。
正直、最近はパステルカラーや限定カラーのモデルも多く出ていて、それも魅力的なんですが……私はどうしても“万年筆は黒×金”というイメージが強くて。クラシックな風格と品のあるたたずまいは、やっぱり心惹かれます。
手に取った瞬間、「ああ、やっぱりこの雰囲気だよな」と思いました。
使用シーンは「手帳」と「仕事の細字記入」
このスリムミニは、基本的に“サブ万年筆”という立ち位置で活躍しています。
具体的には、仕事中に書類へ細かくメモ書きをするとき、あるいは外出先でM5サイズの手帳にメモを取るとき。
小さいけれど、書き味はきちんと万年筆らしく、必要なときにサッと取り出して使えるのが本当に便利です。
ちなみに、メイン万年筆としては同じくセーラーのプロフェッショナルギア(Fニブ)を使っていますし、特別な時にはモンブラン マイスターシュテュック149を使っています。このスリムミニは、それらとは明確に使い分けしていて、ちょうどいい“ポケットの相棒”という感じですね。
EFニブと「極黒インク」の相性が最高
さて、書き味についてですが……
この万年筆に装着されているEFニブは、想像通りとても細い線が書けます。
私はインクにセーラーの「極黒(きわぐろ)」を使っているのですが、この組み合わせがまたいいんです。細字でも線がかすれず、くっきりと濃く書けるので、手帳へのメモや細かい書き込みにも最適。
もちろん、EFニブ特有の“カリカリ感”はあります。滑らかさというよりは、しっかり紙を捉えて書いているような感触。ただ私はもともとショートサイズで軽い万年筆が好きなので、この書き味も含めて全体的に非常に使いやすく感じています。
ヌラヌラとした万年筆の滑らかさを味わいたいという方には向かないかもしれませんが、実用性を重視する方にはかなりおすすめできます。
見た目と実用性の両立がうれしい
このスリムミニ、見た目が本当に秀逸なんです。
サイズとしては非常にコンパクトで、キャップを閉じた状態だと106mmほどしかありません。でも、筆記時にキャップをお尻に差すと135mmほどになり、手にしっかり馴染みます。
そして、この小さな万年筆の中に、14金のしっかりとしたペン先が収まっているというギャップもたまりません。かわいらしさと格好良さを両立しているデザインは、まさに“プロギア”の名にふさわしい一品です。
個人的に「惜しい」と感じる点も正直に
あくまで個人的な好みの話ですが……私は、万年筆のペン先は「バイカラー」が好きなんです。
セーラーのプロフェッショナルギアやモンブラン149のように、ペン先に銀と金のコントラストがあるタイプだと、使っていて気分が上がるんですよね。
それに比べて、このスリムミニのEFニブは単色(金色)なので、そこだけちょっと物足りない。もちろん書き味には何の問題もないのですが、「もしこれがバイカラーだったら完璧だったのに……」という想いがあります。
おすすめしたいのは、こんな人!
この万年筆は、以下のような方に特におすすめできます:
- 手帳にぴったり合う小型の万年筆を探している方
- 軽くて扱いやすい万年筆が好きな方
- 小さな字を書くためのEFニブを使いたい方
- かわいさと本格仕様の両方を求める方
- 携帯性と実用性のバランスを重視する方
限定カラーも多く展開されていますので、「人と被らない一本」を探している方にもぴったりです。
まとめ:サブにこそ、本物を
「小さいからといって妥協しない」。それが、プロフェッショナルギア スリムミニを使って感じた最大の魅力です。
ポケットに入るサイズ感、実用的なEFニブ、そしてかわいらしさと格好良さの両立。
メイン万年筆としての風格とはまた違った、“使えるサブ”としての魅力がぎゅっと詰まった一本です。
「手帳に合う小型万年筆が欲しいけど、ちゃんとした金ペンであることも妥協したくない」――そんなあなたにこそ、ぜひ一度試してみてほしいモデルです。
それでは今回はこの辺で~