皆様どうも、きほーてです。
ものが多すぎると、なぜか心までざわざわしてしまう。やるべきことに集中できず、注意力も散漫になり、何をしたらいいかすら分からなくなる。そんな経験、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。
私が本気で「物の数を減らそう」と思ったきっかけは、大好きな万年筆でした。気づけば手元にはたくさんの万年筆が集まり、使い切れないまま育たないペンたちを前に、私はもどかしい気持ちでいっぱいになっていました。
片付けが苦手だった私
正直に言うと、私はもともと片付けが得意なタイプではありません。気を抜くとすぐに机の上は散らかり、どこに何があるのか分からなくなってしまいます。そして、物が多いとそれに拍車がかかる。分かってはいるのに、なかなか変えられない日々を送っていました。
そんなとき、万年筆たちの存在が、私に大きな気づきをくれました。「これでは本当に大切なものを育てられない」──この思いが、物を減らす覚悟を決めるきっかけになったのです。
物が多いとどうなるのか
私にとって、物が多い状態は「心のノイズ」そのものでした。イライラして、落ち着かず、気が散り、やるべきことに集中できない。目の前の小さな混乱が、いつの間にか心の大きな混乱へとつながっていく。
集中できないと、当然成果も上がりません。やる気はあるのに空回りしてしまう。そんな自分に自己嫌悪を抱く日々──私はこの悪循環から抜け出したかったのです。
減らしたいもの、減らしたくないもの
とはいえ、何もかもを手放したいわけではありません。私には大切なものがあります。特に、万年筆、革製品の手帳や小物類、そしてガジェット──iPadや折りたたみスマホ。これらは単なる道具ではなく、私の生活を豊かにしてくれる「相棒」たちです。
逆に、服などにはそこまで強い執着はありません。着心地の良いものが数着あれば十分。文房具でも、万年筆や革製品以外のものには、あまりこだわりはない。だから、手放すべきものと残すべきものの線引きは、思ったより明確でした。
手放すことへのワクワクと不安
物を減らすことを考えると、ワクワクする気持ちが大きく膨らみます。もっと身軽になれる、もっと集中できる、もっと自分らしくいられる。そんな未来を想像すると、自然と胸が躍ります。
ただ一方で、やはり不安もあります。お気に入りの万年筆を手放すことになったら、後悔しないだろうか。そんな小さな心配が顔を出すこともある。でも、それも含めて「本当に大切なものを見極める」という作業なのだと、今は思っています。
目指すのは「本当に大切なものだけに囲まれた生活」
私が目指しているのは、物を減らして無機質な暮らしをすることではありません。本当に大切なものだけに囲まれた、温かく満たされた生活です。
たとえば、デスクに並ぶのは、お気に入りの万年筆と、使い込んだ革の手帳だけ。引き出しの中も、必要なものがすぐに取り出せる。そんな環境であれば、きっと私は、今よりずっと穏やかに、集中して、やるべきことに向き合えるはずです。
物を減らすために意識したいこと
物を減らすときに、私が一番意識したいのは「本当に大切なものを見極める」ということ。単に数を減らすことが目的ではないのです。
・今の自分に必要かどうか ・手に取るときに心がときめくかどうか ・これから先の自分にとって価値があるかどうか
こうした問いを一つひとつ投げかけながら、残すもの、手放すものを選びたいと思っています。
減らすことで手に入れたい未来
物を減らすことで、私は「やるべきことに集中できる生活」を手に入れたいと思っています。
朝、机に向かってすぐに作業に取りかかれる。やりたいことに没頭できる。余計なものに気を取られず、一つひとつのことに丁寧に向き合える。そんな日々を積み重ねていけば、きっと今より良い成果を上げ続けられると信じています。
そして、心に余白が生まれた分だけ、万年筆たちともより深く向き合えるはず。一本一本を大切に育て、書く喜びを噛みしめながら生きていきたい。そんな未来を思い描きながら、今、私は少しずつ物を手放し始めています。
最後に
物を減らすことは、単なる整理整頓ではありません。自分自身と向き合い、何を大切にして生きていきたいのかを問い直す作業です。
私にとってそれは、大好きな万年筆たちと、心から愛せるものたちに囲まれて、静かに集中して生きていくための第一歩。だからこそ、焦らず、楽しみながら、少しずつ進めていこうと思います。
物を減らして、心を整え、集中力を取り戻す。
そんな暮らしを、一緒に目指してみませんか。
それでは今回はこの辺で~。