万年筆

カスタム823透明軸レビュー:ひと手間を楽しむプランジャー式万年筆の魅力

皆様どうも、きほーてです。

万年筆好きの方なら一度は耳にしたことがあるであろう、パイロットの「カスタム823」。
私はその中でも透明軸のモデルを愛用しています。その使い心地や特徴、そして日々の万年筆ライフにどのように寄り添ってくれるのかをお伝えしたいと思います。

カスタム823の特徴であるプランジャー式機構は、使い始める際にひと手間かかるものの、それを楽しみに変えられるアイテムです。
この記事では、その魅力とともに私の使用シーンをご紹介します。


カスタム823透明軸とは?

「カスタム823」は、パイロットが誇る万年筆の中でも、特に人気の高いモデルです。
透明軸のデザインは、インクの残量が一目で確認できるだけでなく、書く前の期待感を高めてくれます。
インクがたっぷり入った状態を見るたびに、筆記へのモチベーションが上がりますね。

私は細字(F)のペン先を選びましたが、この選択が大正解でした。
細かな文字を書き込む場面が多い私にとって、ほぼ日手帳やノートにぴったりの細字の繊細さは欠かせません。


プランジャー式の特徴と魅力

カスタム823最大の特徴は、やはり「プランジャー式」のインク充填機構でしょう。
この機構は一度の操作でたっぷりのインクを吸入できるため、長時間の使用でも安心です。
ただし、書き始める前にプランジャーを少し緩める必要があるため、他の機構と比べてひと手間がかかります。

しかし、このひと手間が「書く前の儀式」となり、書く時間をより特別なものにしてくれると感じています。
忙しい毎日の中で、このような小さな動作が集中力を高めたり、心を整えるひとときになっています。


細字の魅力と使用感

私が使っているのは細字(F)のペン先で、ほぼ日手帳やノートに最適です。
特にほぼ日手帳の細かな方眼や罫線に沿って書くとき、細字の繊細さが活きてきます。

また、カスタム823のペン先はしなやかで、書いているときの滑らかな感触が心地よいです。
この書き味は、長時間の筆記でも疲れを感じさせません。
毎日少しずつ手帳を埋めていく時間が楽しみになっています。


デメリットも魅力に変える

プランジャー式のデメリットとして「ひと手間かかる」という点がありますが、私はこれを逆に楽しんでいます。
書く前にプランジャーを緩める動作は、まるでお茶を点てるような儀式。
この動作があることで、書き始めるときの気持ちが切り替わり、筆記への集中力が高まるように感じます。

また、インクがたっぷり入るため、頻繁なインク補充の必要がなく、安心して使用できるのも魅力です。


まとめ

カスタム823(透明軸)は、美しさと実用性を兼ね備えた万年筆です。
細字の繊細さを活かして、ほぼ日手帳やノートに思いを綴る日々は特別なひととき。
プランジャー式のひと手間さえも楽しみに変えてくれるこの万年筆は、私にとってかけがえのない相棒です。

もし万年筆に興味がある方、または新しいモデルを探している方がいれば、ぜひ一度カスタム823を手に取ってみてください。
その魅力にきっと惹きつけられるはずです。